2013年9月10日火曜日

「峠セダン」で塩沢峠を超えてみた・・・

  この夏は軽井沢まで2回ドライブしてきました。なんでわざわざ2回かというと、埼玉や群馬の有名な峠道をDセグセダンでどれだけ快適に走るかの検証が主な目的でした。お盆真っ盛りの軽井沢の渋滞にはほとほと困りましたが、東京から軽井沢まで7つの峠を超えるアップダウンの激しいルートでしたが、燃費は意外と悪くないので驚きました。やはり燃費の悪化を招くのは信号とエコカーの多さなのだなと改めて思いました。

  長期の旅行に出ている母に頼まれて、早朝から東京都西端部にある実家の庭で「水まき」をしてから軽井沢へ向かいました、東京西部〜軽井沢へ・・・超えた峠は以下の通りです。

(1)埼玉県道53号線・山伏峠  
(2)国道299号線旧道・正丸峠  
(3)埼玉県道11号線・定峰峠  
(4)群馬県道71号線・土坂峠  
(5)群馬県道46号線・塩沢峠 
(6)群馬県道196号線・妙義山 
(7)国道18号線・碓氷峠

結論を先に言うと、全ての峠で車幅1795mmのセダンでも余裕で走ることができました。正丸峠・定峰峠・土坂峠・妙義山・碓氷峠はイニシャルDのコースとして登場するほどなので、事前に特に心配はしていませんでした。ややビビっていた山伏峠と塩沢峠も交通量が少ないこともあり、かなりスイスイと走って行けました。

  青梅市から埼玉県名栗村へ向かう途中にある山伏峠は前後の区間が直線的だったこともあり、やや元気に走ってしまった結果、途中でフォレスターに前を譲ってもらうという申し訳ない体験をしました。しかし早朝からこんな場所でフォレスターを乗り回す初老の男性が「普通」のドライバーなはずはなく、猛烈な追撃が正丸峠の入り口まで続きました。初コースもなんのその、振り切ってやろうと奮闘しましたが、せっかく引き離しても1.5車線区間のすれ違いで減速する度に追いつかれ、最後は旧道の正丸峠にゆっくりと右折して入っていくところを、お返しとばかりにブォンと高速ですり抜けていきました。スバル族は怖い怖い・・・。

  路面が荒れ放題でトラクションに苦闘するだけの正丸峠を抜けて、定峰峠までは大自然の中を駆け抜ける林道になっています。すれ違うクルマもなく長い距離を誰にも邪魔されずに単独で走れる「至高の」ドライブ区間です。ただ林道がなかなか複雑に枝分かれしていて、事前に用意した林道マップ(ナビは全く使えません)を頭に入れての走行でしたが、2度ほど間違えました。とにかく解りづらいのが難点ですね・・・。定峰峠に出ると沿線に民家やお店なども見られる区間もちらほらあって、あまり無謀な運転ができないルートです。正丸峠に比べたら路面状況は良好でストレスなく走れます。

  秩父盆地の北方を横断して埼玉〜群馬の県境を超える土坂峠に入ります。両県側ともとてもよく道路が整備されていて、7つの峠では最速のステージだったかなと思います。ほぼ全然に渡って余裕を持って中央線が引かれています。高低差があって良好な路面なので、高出力車でヒルクライムを楽しむ絶好のステージです。榛名山や妙義山に負けないほどのダイナミックなコースになっていますが、近くに有名な観光地がないこともあって、交通量はまばらでした。

  土坂峠のとなりの塩沢峠はバイク・自転車の聖地になっているようで、4輪はややお呼びでない感じもあります。多くのバイカーが惹き付けるのは恐らく近隣では類を見ないほどの「絶景スポット」がルートに点在するからだと思います。土坂峠まではすんなり通れてしまったので、だいぶ油断していましたが、4輪だとすれ違いができるポイントがかなり限られています。交通量がほとんどなかったので後退して待避するシーンなどは1度も無かったですが、頂上付近の道はかなりの難所になっています。5mクラスのセダンでは通行が困難だと思います。私の4.7mのDセグセダンが単独で走行するにはなにも問題はなかったです。

  妙義山は頂上に駐車場が整備されていることもあり、安中方面からスポーツカーが爆音でかなり登ってきます。NSX、インテR、エボといったヒルクライム向けの車種が多かったです。さすがは名高い上毛三山の1つだけあって、いまでも多くの走り屋を惹き付けて止まないようです。一方で富岡市側から登る人は少ないようです。

  妙義山を超えて国道18号に合流し、横川を過ぎると碓氷峠が始まります。夏休みの土日ということもあり、観光バスが旧道を登っていきます。後ろにはミニバンやスポーツカーが数珠つなぎになっていて、もはや楽しいドライブは望むべくもありません。さすがに一大観光地の軽井沢への主要ルートになっているので、他の峠とは賑わいが違います。この峠はこの8月に2回訪れていて、そのときは平日だったので、日中もクルマはまばらでロードスターやセリカで楽しむ人がチラホラいてそこそこ快適に走ることができました。

  目的地・軽井沢は案の定の大混雑で、信号知らずの峠を7つをノンストップで超えてきたあとにこの渋滞はなかなか辛いものがありました。軽井沢駅前の渋滞にハマりながら、そもそも1日で7峠を超える意味があったのか?とか考えちゃいました。帰りは18号〜254号線の自動車専用道化している幹線国道を突っ走りました。夜になれば混雑もなくこれはこれで楽しいですね。日中はエコカー渋滞地獄なのでしょうけど・・・。
  

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